現在、李保華老師は日本を活動の中心にされ、東京で会員制教室を開講しながら、世界中で馬貴派八卦掌を教えられています。
馬貴派八卦掌を学ばれたい方は、公式サイト:馬貴派八卦掌伝播中心を御覧下さい。

2010年2月14日日曜日

2010冬:八卦掌講習会(13)

本日は会員制教室で、武器講習でした。練習メニューは以下の通りで、全部鴛鴦鉞を持って行いました。

  1. 単勾式起式
  2. 単行八法:式一
  3. 単行八法:式二
  4. 単行八法:式三
  5. 単行八法:式四
  6. 単行八法:式七
  7. 単行八法:式八
  8. 収式
武器の練習は徒手の練習と相補的なものであることを前提とした上で、武器使用の大原則として、
  1. 兵器是手的延長線
  2. 鉞是一双鉄手
の2つが重要で、さらに「百般兵器練得精。算来不如両手長。」といった口訣で補って解説していただきました。また「短兵器練長。長兵器練短。」「長不服短。双不服単。」など基本的な考え方を示していただきました。
鉞に鴛鴦鉞・虎捕鉞・子午鉞といった名前があるのも、鉞の武器としての特徴によることを教えていただきました。鈎として引っかけ、刀剣として斬ったり突いたり刺したり、暗器として投げたりといった使い方があり、八卦掌の功夫がないときちんと使えないため四絶門兵器の一つに数えられているとのことでした。

また単勾式は鉞を持つことを前提とした起式と収式を今回初めて習いました。包拳に始まり包拳に終わるかたちです。
またこれにより全体を通すことで、龍に始まり、燕に変じ、鷹と化して終わるという非常に神話的な構成になりました。実戦としての意味も大きいそうですが、文学性があるというのも得心がいきます。

2010年冬の講習会は以上で終了しました。李先生はこれから岡山と福岡で講習会を開かれてから帰国されます。次にお会いできるのは夏になります。
李先生ありがとうございました。

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