- 龍形走圏
- 龍形走圏対練
- 単換掌対練
- 穿掌対練
- 迎面吸化掌対練
具体的には、例えば龍形走圏の対練において、まず手を合わせた1回ごとの勝敗を気にするのではなく全体としての勝敗に注意する。手を合わせてそのとき負けそうになっても無理に勝とうとしないで次に勝てるように動けばよいとのことでした。どういう状態が自分にとってよいのか、悪いのか、スムーズか、滞るのか、そうした感覚をつかんでいくことが「勢」を身につけることにつながるそうです。
また迎面吸化掌においては、太極拳の推手と同じにしてはいけないとして、吸化は吸胯ともいい、引くときは胯を使って全力で引くように、また押すときも全力に押すようにと教えていただきました。易筋経で重視する「筋出力尽」は対練においても大切で、全てを出し切ることではじめて何ができて何ができないかが分かる、自分を知るとはそういうことなのだそうです。
かといって、全力を出すとは何が何でも勝とうとかそういうことではない、重要なのは「角抵之戯」(相撲遊び)と言われるよう、全力でありながら楽しんで行うことである。それで「知己知彼」ができるようになるとのことでした。
そして、対練を通して自分のできないところを走圏に戻って鍛え直していく、これが正しい対練の学び方だそうです。
なお八卦掌対練の知恵として以下の特徴が挙げられました。今後時間をかけて学んでいくそうです。
- すべての走圏で対練できる。
- すべての掌法のすべての動作で対練できる。
- 相対した2人にどのような差があっても対練として成立する。
- 動作を変更することなく武器対練に移行できる。
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