現在、李保華老師は日本を活動の中心にされ、東京で会員制教室を開講しながら、世界中で馬貴派八卦掌を教えられています。
馬貴派八卦掌を学ばれたい方は、公式サイト:馬貴派八卦掌伝播中心を御覧下さい。

2009年1月24日土曜日

2009冬:易筋経講習会(2)

今日は練習前にビデオ上映会がありました。その内容は、18年前の李先生の太極拳の108式套路、李先生の最初の内家拳の先生である石先生の映像で、石先生の功夫はすごかったが、自分自身は練功で足腰を痛め、結局すべてを捨てて馬貴派を学ぶことにしたそうです。それから李先生の10年前の馬貴派の掌法(単勾式、熊形、鷹形など)と対練、5年前の対練(獅形、八卦刀など)の映像を見せていただきました。3月以降の会員制教室では対練も多く取り入れて練習していくそうです。

さて、練習メニューは以下の通りでした。
  1. 韋駄献杵(以下上盤)
  2. 鋪天蓋地
  3. 翻江倒海
  4. 燕子抄水の易筋版
  5. 乾坤旋転(以下中盤)
  6. 大きく獅子抱球
  7. 88式
「練功之大要全在培養気血為大要」(練功の最大の要点は気血を培養することだけをその要点とする)ということを改めて強調された後、前回の易筋経の原理と実践の理論を改めて話していただきました。またそれらの理論をまとめた言葉として「天地生物(随陰陽之所至)、漸次不驟、気至剛至、候至物成」(天地が生命を生む(のは陰陽の働きによる)ことは、段階的なものですぐになされるものではなく、気が満ちれば強さも満ち、時が来るのを待って生命は完成するのだ)という言葉が示されました。
 さて、前半に易筋経の練習を行った後、易筋経と密接な関係をもつものとして88式套路の練習を行いました。動作の半分は易筋経で行うことができるとの由。
 昨夏の講習会と比べると、具体的な動作の上では以下の点で変更が加わりました。
  1. 蟹形撞掌の後の鴨子分水的動作が片足立ちになった。
  2. 龍形走圏のかたちを取るときに穿掌でなく探掌になった。
  3. 2回目の蟹形撞掌の後の三回引く動作が下方向でなく上方向になった。
  4. 間に入れる探掌のほとんどが一歩出て後ろ足がついていく形になった。
  5. 7歩戻るとき後ろでなく斜め後ろを見て身体は起こす形になった。
  6. 最後の鈎手から手を払う動作でしっかり馬歩
  7. その後の蓋掌で逆の手が鈎手で後ろに伸びる
他にも変更点に気づかれた方、お教え下さればさいわいです。
  

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