現在、李保華老師は日本を活動の中心にされ、東京で会員制教室を開講しながら、世界中で馬貴派八卦掌を教えられています。
馬貴派八卦掌を学ばれたい方は、公式サイト:馬貴派八卦掌伝播中心を御覧下さい。

2009年1月31日土曜日

2009冬:八卦掌講習会(8)

練習メニューは以下の通りでした。
  1. 龍形走圏
  2. 単換掌
  3. 双換掌
  4. 揺身掌
  5. 揺身掌単操蟹形
  6. 揺身掌単操肘打
  7. 順勢掌
  8. 順勢掌+翻身掌
  9. 磨身掌
龍形八大母掌で「大」「母」という字が使われているのは、熊形などその他の掌法が手法の違いだけであって、歩法と身法はすべてこの八大母掌と同じであるためだそうです。古くは翻身掌も加えて、「単双順三揺磨回転」あるいは「単双順揺磨回転翻」が八大母掌とされていたそうです。
前四掌と後四掌には以下のような対応関係があるそうです。
  • 双換掌と揺身掌
  • 順勢掌と磨身掌
  • 三穿掌と回身掌
ただ今日の講習では三穿掌・回身掌・転身掌の練習までにはいたりませんでした。

単換掌や双換掌において力を出すとはどういうことか、それは結果を求めるのではなく、力が出る構造を求めるのであるとして、パイプ椅子を使ってその例を示していただきました。パイプ椅子が斜めになっていると不安定で少しでも力をかけると崩れてしまうし、スムーズに動かせない。水平に置かれていれば安定しているので力を強くかけても全部受け止められるし、スムーズに動かすことができる。つまり、強く打とうとして姿勢を崩すと結局力を出し切れず、中正でしっかり馬歩で座っている状態に身体を持っていけばいちばん力を出せるということでした。

揺身の動作に関しては、基本の型が蟹形撞掌で、肘打の型はそれより難しい変化であると、それぞれの単操を行いました。
また揺身掌と磨身掌の違いとして、身法の回転の大きさの違いを示していただきました。揺身掌はほぼ270°の回転に対して、磨身掌は360°の回転と、磨身掌の方がより身法の動作としては大きいのだそうです。

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